CDNサービスの一つ、話題のクラウドフレアを導入しました。
英語が読めれば、設定は比較的簡単です。英語がわからなくても、右下で日本語に設定できます。ただし、機械翻訳らしく、かえってわかりづらくなります。
DNSの設定の知識がちょっとあれば利用できます。無くてもcPanelのDNS設定で色々設定されていると思いますが、それのAだとかMXだとか、CNAMEだとかを移すだけで、ほとんど問題ないでしょう。
cPanelが対応している場合、細かいDNSの設定は不要です。ただし、逆に細かい設定はできなくなります。対象のドメイン名をクラウドフレアのサイトから登録すると、cPanelでは操作できません。逆にcPanelから登録すると、クラウドフレアのサイトからのDNS設定はできません。cPanelを使っている場合でも、細かい設定はクラウドフレアのサイトから行うことになるので、最初からクラウドフレア側でドメインを設定しておくことをお勧めします。登録ドメインのDNS管理をcPanelでやるか、クラウドフレア側でやるかを切り替えるためには、一度登録を削除して、あたらめて逆のサービスでドメインを登録し直します。
最近はネームサーバーの浸透が早いですので、私の場合、10~30分程度で有効になったようです。もともと、今使っているサーバーのレスポンスに多少問題があり、ホスティングに調査を依頼していたところなので、グットタイミングです。
今はアメリカの西海岸に置いてありますが、データーセンター内の回線不良のため、どうやらスピードが落ちている模様なので、一番レスポンスが良い場合より、ワンテンポ早いスピードでレスポンスが帰ってきます。そこで、どの程度影響が出るか、テストを兼ねて導入して見ることにしました。
私の持っているサイトの中では、ここが一番シンプルなので、まず利用して見ましたが、これはいいですね。
このサービスが浸透すれば、サーバーの選択方法が変わります。月間の転送量が少ないサーバーであっても、結構重いコンテンツが動作できそうです。速さも保証されますしね。
クラウドフレアのFAQには転送量による使用制限は無いと明言されています。ネット上の情報ではビッグサイトには使えないとも書かれています。どちらが正しいんでしょうか。
あと、大事な事はクラウドフレアは自分のサイトに直接アクセスするのではなく、世界各地に点在しているクラウドフレアのサーバーに保存してある、コンテンツが表示されるということです。そのため注意するべき点は、現在2つあります。
1.既存のコンテンツを変更した場合、直ぐに反映されません。動的コンテンツの場合htmlはキャッシュされず、直接読んでいるらしいのですが、cssやら画像などは、数時間単位での更新となるようです。
2.クラウドフレアのIPがそのままではサーバー上のプログラムで使用されます。ですから、スパムフィルターとか、ログとか、IPブロックとか、IPベースのサービスに影響が出るそうです。対応するため、WordPressなどでは専門のプラグインが用意されています。でもいちいち設定するのは面倒ですから、apacheなどのwebサーバーで、対応モジュールーを入れておくほうが良いでしょう。共有サーバーの場合でも、webサーバーはapacheが多く使用されています。ホスティング会社に「対応モジュールをインストールしてくれ、対応遅いと他へ行っちゃうぞ」と脅しましょう。アメリカのサーバーの場合、対応済みのサーバーが多いようです。日本でも一部のホスティングで対応されています。既にcPanelからの設定ができるようになっているところもあります。クラウドフレアは既にAPIを公開していますから、これが実現できるのでしょう。
中小企業のサイトで、とりあえず宣伝にもなるし、サイトを置いておけばいいやというところは、激安サーバーにコンテンツ乗っけて、クラウドフレアなどのCDNを使用するということになりそうですね。すると、サーバー業界の勢力図が変わるかも知れません。今使っているサーバーがイマイチでも、クラウドフレアのapacheモジュール乗っけてくれるんなら、スーパーサイトになるかも知れませんね。
追記:2011年9月30日現在でのTIPSを書いておきます。
動的なサイトではHTMLはキャッシュされません。ですから、CMSやフォーラム・ブログなどのシステムであっても、安心して使用出来ます。
設定のほとんどはデフォルトでも構いませんが、調整が必要なところを書いておきます。
Minimum Expire TTL:キャッシュ頻度です。コンテンツの内容によって設定しましょう。画像などのリソースはここで指定された感覚でしか変更されません。変更した時、その内容を反映させるためにはchachu purgeをクリックしましょう。キャッシュサーバーの内容をクリアし、新たにロードしてくれます。
Auto Minify(Web Optimization):css,js,htmlを短くするかどうかです。通常、短くしても多くて数%しか短くなりません。CMSをご利用ならば、cssやjsをまとめてくれるような、拡張機能があれば接続数が減る分、そちらを使ったほうが有利です。
Rocket Loader(Web Optimization):現在ベータ版らしいですが、これはjsを多く使用しているサイトでは効果的かも知れません。jsを非同期で読み込んでくれるようにしてくれるものです。このサイト以外の2つのサイトでは、Google analytics、absense、さらにamazonのウィジェットを使っており、それぞれjsを利用しています。Firebugなどで観ていると、それらのロード待ちによる遅延が結構表示速度に影響するのが分かります。htmlのあちこちにコードが散らばっていますしね。CMSサイトですから、細かい調整はできません。こうした機能は便利です。
この機能はソースに指定されたコードを自分で入れるmanualと、すべてクラウドフレアにお任せのautomaticeが選べます。今回、全サイトでautomatic指定して速度を調べて見ましたが、読み込み終了時間は約1秒から3秒、ページロードのイベントが起きるまでの時間は半減、見た目の感じですと、回線の調子が良い時で5,6秒かかる感じが3秒以下で「表示された」感じになります。実際は、まだ細かいレンダリングや、jsで読み込んでいる途中ですが、頭の部分が一応表示されていれば、ユーザーには表示完了に思えますから、これは使い勝手の良い機能です。
Google Analytics:クラウドフレアを使用しても影響はないはずですが、これを設定しておくのも手です。エラーページを含め、全てのページに解析コードが入っているのを確実にしてくれるそうです。既に入っているコードを削除する必要はありません。ただし、最新版でないとスピードが落ちるような書き方なので、解析コードが2重になるのか、書き換えの手間がかかるのか、どちらかでしょう。
Development Mode:キャッシュを通されると、修正した内容が直ぐに反映されません。つまり、画像やcssの調整をするときには不便です。これをオンにすると3時間の間、キャッシュを無視し、直接リソースにアクセスできるようになります。
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