Ubuntu 11.04デスクトップ版でテストサーバーを立ち上げる時のメモです。
当サイトはUbuntu情報を提供しているわけではありません。Ubuntuネタを書くとアクセスが増えるのですが、そのせいで他のコンテンツへのアクセス状況を調べたい時、ちょっと面倒なので、あまり積極的に更新したりはしません。内容も、あれこれやりながら、設定した最終段階で、どうやったのか思い出しながら書いております。そのため、漏れや抜けがあるかもしれません。
基本、私が再利用するためのものです。ご了承ください。
前回まではGUIにこだわった方法をご紹介しました。Ubuntuですと、rapacheという設定ツールがあったそうですが、ただいま11.04上で動作しなくなっているため、調査中だそうです。
なお、ここでいうテストサーバーとはLAMPサーバーで、PHPベースのCMSなどを利用し、開発する際の環境が整えばいい程度の考えで、セキュリティ面などはしっかり考慮していないことに、気をつけてください。
やはりUbuntu本家のWikiを最初に参照するべきでしょう。
マルチサイト構築(Apacheバーチャルホスト設定)するにはもちろんapache2 ubuntuで検索して、もっと多くの情報を手に入れられます。それでも足りない場合は、debian apache2の検索結果が通常そのまま適用できます。(当然古いバージョンの情報も引っかかりますよ。新し目の情報を読み取って、選んでください。)
sudo aptitude install apache2
でもこれだとアパッチだけなので、以下の方法でLAMPをまとめてインストールするのが早いでしょう。
sudo apt-get install lamp-server^
私はこの方法を見つけられず、別々にインストールしました。mysqlのツールをインストールする段階で多分、mysqlのルートユーザー(管理者)の名前とパスワードを聞かれると思います。テスト目的の環境であれば両方共にrootとか指定しておきます。
CMSは結構高機能なものが多く、phpのモジュールもひと通りいれておかないとエラーが発生します。そこであれこれ考えずに、適当に追加しておきましょう。
sudo apt-get install php5-curl php5-gd php5-idn php-pear php5-imagick php5-imap php5-mcrypt php5-memcache php5-ming php5-ps php5-pspell php5-recode php5-snmp php5-sqlite php5-tidy php5-xmlrpc
もし、あれこれ考えてからインストールしたい時には、以下のコマンドの出力結果を見て、その中から対象を選びます。
apt-cache search php5
この時点でブラウザからhttp://localhostへアクセスすればIt Worksと表示されます。
表示されない場合、apacheが起動していないのかもしれません。立ち上げましょう。
/etc/init.d/apache2 start
この時点でも、自分のドキュメントルートフォルダーをシンボリックリンクで、/var/www下につなげば、htt://localhost/リンク名でアクセスできるはず。これが一番簡単。
ここではまりがちなのは、もとのディレクトリーにアクセス権限を付け忘れること。ああ、ディレクトリーだけでなく、その下のファイルにも必要に応じてつけましょう。コマンドが苦手な方でもディレクトリー/フォルダーのプロバティから変更できますよ。
具体的な名前を仮定して作業してみましょう。その名前を自分の環境に合わせてください。
ドメイン名: ponpon.com
ユーザー:watashi
ドキュメントルート:/home/watashi/www
まずは、端末を開きます。
cd /etc/apache2/sites-available
適当な名前でファイルを作ります。本当に適当だとあとで管理に困るでしょうから、ここではドメイン名と同じにしておきましょう。
エディターでつくっちゃいましょうね。
sudo gedit ponpon.com
内容は次のとおりです。
<VirtualHost ponpon.com:80>
ServerAdmin watashi@localhost
ServerName ponpon.com
DocumentRoot /home/watashi/www
<Directory />
Options None
AllowOverride None
Order allow,deny
Deny from all
</Directory>
<Directory /home/watasi/www>
Options FollowSymLinks
AllowOverride All
Order allow,deny
Allow from 127.0.0.1
</Directory>
ErrorLog ${APACHE_LOG_DIR}/error.log
# Possible values include: debug, info, notice, warn, error, crit,
# alert, emerg.
LogLevel warn CustomLog ${APACHE_LOG_DIR}/access.log combined
</VirtualHost>
VirtualHostの後にいわゆるドメイン名というやつが入ります。本番環境と合わせておくのもひとつの手ですが、あとでhostsの設定を行うと、本番環境にアクセスできなくなります。ですから、テスト用に本番と似ているが違っている名前にしておきましょう。
ServerAdminはテスト環境なので適当に。
ServerName ponpon.comに、ドメイン名をいれておきます。これがWebサーバーから返されるドメイン名になります。
DocumentRootはフルパスで指定します。
その下の<Directory />は/以下、ですからこれが乗っているマシンのルート以下へのアクセスに関する指定です。通常はドキュメントルートで指定したフォルダー以下には直接アクセスされてはまずいのです。ですから、基本アクセス禁止にしています。
その下の<Directory /home/watasi/www>がドキュメントルートですね。http://ponpon.comで実際にアクセスされるディレクトリーの場所です。
wwwディレクトリーのアクセス権限に注意しておきましょう。通常はその他の権限でアクセスされますので、CMSを構成しているディレクトリー、ファイルの必要なものはアクセス可能にしておきましょう。ファイルは711、ディレクトリーは755ですかね。一時ファイルを作るディレクトリーは作成もできないとマズイですね。けれど、通常はCMSをlinux環境下で展開すると、きちんとアクセス権限も展開されるので、そのままでいいはずです。もしくはCMSのインストール時に自動で設定されます。一部のCMSはセキュリティー面を考慮し、ドキュメントルート以外にプログラム部分を移動できたりします。その様な考えのCMSでは、インストールの指示に従って、自分で権限を設定します。
apacheの仮想ホストの設定はこれで終わりです。今回作成したファイルの設定を有効にしましょう。
sudo a2ensite mysite
有効にした設定をapacheに読み込ませます。
sudo /etc/init.d/apache2 reload
これで仮想ホストのアパッチでの設定は終了です。でも、まだブラウザからアクセスできません。http://ponpon.comとアクセスしようとしてもponpon.comをこのテストサーバーのIPアドレスに変換してくれる指定がありません。
もし、ponpon.comが本番用で、しかもネームサーバーに登録してあれば、本番環境へアクセスしてしまいます。
ですから、手間をかける方法であればDNSサーバーを立てて、ponpon.comを自分自身のコンピューターを指す127.0.0.1にしてあげる方法もあるでしょうが、テスト環境ではこれ以上手間を掛けたくありません。
ですから、簡単な方法にしますね。/etc/hostsファイルを変更するやり方です。
sudo gedit /etc/hosts
で多分最初の行が
127.0.0.1 localhost.localdomain localhost
ですので、これを
127.0.0.1 localhost.localdomain ponpon.com localhost
と変更します。他のドメイン名も追加したい場合はここに書き加えます。
この127.0.0.1を別の行で再定義しちゃうと、後のほうが有効になり、localhostが自分自身を示さなくなります。すると、localhostが自分自身のコンピューターを指すというお約束が破られることになり、あちこちでトラブルが出て、かえって面倒になります。(はまりがちなポイントです)
mysqlの管理ツールはphpmyadminかmysqlの純正管理ツールのどちらかになります。Ubuntuにインストールできる管理ツールはまだ古いバージョンで簡単で使いやすいです。ほかのディストリビューションですと、新しい管理ツールが入ったりしますが、やけに面倒です。
将来的には新しいバージョンがUbuntuにも入るでしょうから、管理ツールに慣れてもしょうがないですね。
ですから、ここはphpmyadminを入れましょう。
sudo apt-get install phpmyadmin
これでインストール完了。途中でなんたらかんたら聞かれますので、Yes、するとどのwebサーバーにインストールするか聞かれますので、apacheにチェックいれてください。
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