Joomla! 1.6
Joomla!1.6でグループ管理(その3)
前回、ある会社の総務がコンテンツを作成し、公開・非公開(出版・未出版)ができる管理者を別にする方法について書きました。今回は、部署を増やしたいと思います。
この会社の総務部は以下の3名です。
| 役職 | 名前 |
| 総務部長(発行者) | 川本 |
| 総務部員 | 川野 |
| 総務部員 | 川中 |
今回ここに、営業部を付け加えます。顧客に商品のデーターを提供するのは、営業の仕事であるというわけです。営業部は、総務より人数がいますよ。
| 役職 | 名前 |
| 営業部長(発行者) | 田中 |
| 営業部員(発行者) | 田上 |
| 営業部員 | 田川 |
| 営業部員 | 田代 |
| 営業部員 | 田内 |
| 営業部員 | 田岡 |
| 営業部員 | 田神 |
部員が多いため、記事の発行の責任者は部長の田中さんと、部員の田神さんが担当することになります。
営業部は「製品のご紹介」カテゴリーだけに投稿・修正可能にしましょう。一般部員は投稿・修正、部長と田神さんは発行も可能にします。
まずはここまでのおさらいをしてみましょう。以下には、具体的な操作は書きません。説明無しで、設定できるようになった方は、前記事を見ず設定を行ってみてください。そこまで理解されていない方は、以下に作業の内容を書いておきますので、前記事を参考に、設定してみてください。順番は効率的に並べていますので、前の記事とはちょっと違いますよ。
Group/グループ「営業」を作成。Registeredを親にする。
Group/グループ「営業管理者」を作成、「営業」を親にする。
Access Level/アクセスレベルに「営業専用」を作成、「営業」にチェック。(営業管理者は指定しなくても現在の仕様では、継承されている。将来のバージョンで変更になるかもしれないので、「営業管理者」にチェックを入れるのもあり。)
営業部員のアカウントを作成し、所属グループを設定する。
Category/カテゴリーに「製品のご紹介」を作成する。Permissions/パーミッションは「営業」でCreate、Edit、Edit OwnをAllowedにする。続いて「営業管理者」のパーミッションでEdit StateをAllowedにする。
メニューに「製品のご案内」をType:Category Listで追加。アクセスレベルはデフォルトのPublicのまま。
メニューに「製品新規投稿」をType:Create Articleで追加。アクセスレベルは、「営業専用」に変更する。
ここまで設定したら、製品のご案内へ実際にアカウントを変更し記事を投稿し、投稿→出版のワークフローを確認しておきましょう。
製品の管理だけでは営業は満足しません。当然、その時期のセールスプロモーションなど宣伝活動もやりたいでしょうね。こちらのプロモーションカテゴリーは、製品のご案内と異なり、ブログ形式にしましょう。製品でしたらリスト表示でも良いでしょうが、プロモーションは宣伝ですから、リストだけが見えるよりも、書いてある内容が一度に読めた方が効果的です。
さて、このカテゴリーですが、前に作ってある、「製品のご案内」と権限は同じでかまわないわけです。つまり、営業グループから投稿できて、営業管理者が出版(公開)をおこなうというフローでよいわけです。
製品のご案内カテゴリーをコピーし、プロモーションカテゴリーを作成する方法は一つ目です。簡単な方法ですね。
もう一つの方法は、親のカテゴリーに営業グループと営業管理者グループの権限を設定しておき、親カテゴリーの子供として、製品のご案内カテゴリーとプロモーションカテゴリーを作成する方法です。
今回は後者の方法をとります。ACLでの権限管理がこれから当然となってくるでしょう。それに慣れておく目的と、実用的に考えると、親の下に子供を作成するだけで、親の権限をそのまま受け継げるという利点を生かして、将来のカテゴリーの追加に簡単に対応できるようにしておきましょう。
次のようになります。
+ 営業カテゴリー(親)← 営業グループ(投稿/修正の権限)、営業管理者グループ(+出版の権限)
+ 製品のご案内(子:親の設定をそのまま受け継ぐ)
+ プロモーション(子:親の設定をそのまま受け継ぐ)
現在既に設定してある「製品のご案内」を「営業カテゴリー」というTitleに変更し、その下に「製品のご案内」と「プロモーション」を作ります。Saveボタンを押し、各カテゴリーのPermissionを確認しておきましょう。
カテゴリーを変更しましたので、営業に関連するメニューも見直しましょう。
まず、新しい記事の投稿ですが、「製品のご案内」用と「プロモーション」用と分ける必要はありません。それを分けるのはかえって面倒です。なぜなら現在、営業グループは両カテゴリーへ投稿する権限があるわけですから、新しい記事の投稿は、全く同じ画面、機能になっています。
もし、同じ営業であっても「製品のご案内」と「プロモーション」の投稿権限を分けたい場合は、今存在する「営業」グループを直接使わず、営業グループの下に、例えば「営業製品担当」、「営業プロモーション」を作り、カテゴリーに割り当てるグループを分け、Access Level/アクセスレベルも製品投稿用、プロモ投稿用、営業管理者用と分けて設定します。今回はやりませんよ。応用として、興味のある人はチャレンジしてみてください。
営業グループの人は、「製品のご案内」と「プロモーション」の両方を投稿できると設定になっているという話しでした。今のままで、投稿画面で、どちらのカテゴリーが投稿できるか、メニューから選べるように表示されているはずです。つまり、変更する必要はありません。ただ、名前は変えておきましょうか。「製品新規投稿」を「営業用新規投稿」とでも変更しましょう。製品の情報だけでは無いですからね。投稿できる記事は。
今ある表示用のメニューアイテム、「製品のご案内」で表示しているのは、「製品のご案内」カテゴリーではありません。「営業カテゴリー」という親カテゴリーに変更してしまいました。ちなみにこの状態で「プロモーション」カテゴリーの記事として新しい投稿を行い、発行してみてください。
では、「製品のご案内」を見てみましょう。メニューのアイテムは「製品のご案内」ですが、変更したため実際は親カテゴリーの「営業カテゴリー」のカテゴリーリストが表示されているわけです。
先に投稿していた記事は「営業カテゴリー」の記事として残っており、新しく「プロモーション」カテゴリーとして投稿された物までSubcategoryの内容として表示されていると思います。
この場合、行うべき作業は以下の通りです。
これで、グループとカテゴリーの階層とACLの特徴がつかめたと思います。今のままでは、2つの部署が独立してサイトの更新を行っているだけです。次の記事では、ちょっとだけ2つを関連づけてみたいと思います。
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